江の川祭実行委員会


2011年度社団法人江津青年会議所

江の川祭実行委員会

実行委員長 梅田栄男

事業方針

現代の日本では、人と人との絆が失われつつあります。江津の地に於いても高齢化の進行、人口減少に伴い、江津市の一大イベントである江の川祭の衰退が危ぶまれています。

長年に渡り受け継がれてきた江の川祭をこの先何十年と継続させ、次の世代に引き継ぐことが我々江津青年会議所に課せられた使命であります。しかし、我々の力だけでは限界があり、市民を巻き込みながら、これまで以上にこの祭を盛り上げていかなければ、市民意識の低い祭になり、「地域の絆」が失われてしまいかねません。

そこで、当委員会は、市民をはじめ、7月例会で他団体と自由な意見交換が出来る協議の場を設け、未来永劫に江の川祭が継続するにはどうしたらいいか議論を深め、市民の声が反映されるような組織作りなど江の川祭がさらに市民総参加、市民の祭りへの意識強化へと繋げていきます。

そして、絆を深めた市民が実践できる仕組み作りを調査、研究し提案していくことで、市民と一緒になって祭を盛り上げることでまちも活性化し、人情味溢れる温かいまちへと変わっていく事になり、「ふるさと」や「地域のアイデンティティ」の意義を再認識できると考えます。

また、2002年から参加している、江津市音頭ニューバージョンでは、受け継がれる祭りへの想いを全メンバーで再確認し、情熱ほとばしるエネルギッシュな姿を観て頂き、参加されているすべての方が笑顔になり、また観ている方は来年以降自分達も参加したいと奮い立つ事で、より深い「絆」で江津市民が結ばれる祭りを目指します。

公益社団法人取得推進会議

2011年度社団法人江津青年会議所
公益社団法人取得推進会議

議長 小川知興

事業方針

2008年度「NEXTごうつプロジェクト」による10月例会において、元来の「社団法人」格自体が公益法人にあるにも関わらず、一般社団法人を目指すことは後ろ向きな考え方であり、何よりも「明るい豊かな社会」を築きあげようとするまちづくり団体、我々の活動そのものが公益であると強い意志のもと、公益社団法人格の取得という選択を行い、2010年度、永井理事長の強い意志と指導力のもと「公益社団法人取得推進会議」が構成され、公益法人への移行申請書の提出を行い、いよいよ次年度2011年に認定というスケジュールが現実的なものとなりました。

取得に伴い、我々の活動そのものが大きく変わることはございませんが、各種資料作成の際の変更や関係諸機関への対応が必要となり、それは毎年行わなければならないこともあり、LOMメンバー全員がその応対にしっかりした知識と手法で望まなければなりません。

そのためには、会議体への参加メンバーと委員長のみならず、メンバー全員の共通認識の元での知識の均一化とマニュアル化が必要となります。

申請書作成→提出→定款変更(理事名等)→検証→報告書作成までの年間活動の実践とそれを行うための早めの準備が必要となります。

具体的には、

1、公益社団法人日本青年会議所で導入されている事業計画書・予算書フォーマット等を活用していきます。

2、年間活動計画の策定(いつ・だれが・どこで・ナニを・どのように、なぜ行うのか?)を行います。

3、事業活動についての考え方指導(公益事業比率に連動)を行っていきます。

上記を中心にLOMメンバー全員に周知徹底して参ります。

会員拡大委員会


2011年度社団法人江津青年会議所

会員拡大委員会

委員長 室谷文続

事業方針

わが国の経済は長く低迷していて、中でもわがまち“江津市”を含む島根県西部地域は産業の衰退・少子高齢化・過疎化が他の地域に比べて著しく進行しており、危機的状況であります。こんな状況だからこそ、江津市発展のためにより多くの“まちの発展を願い、利他の精神で自ら考え、行動できる”仲間の輪を広げる必要があります。自分たちのまちの為に何か行動に移したいと思っていても一人では困難で難しい。仲間が集まり、協力し合い刺激し合いながら目的に向かって邁進していく。そんな活動を続ける仲間を一人でも多く増やしていくことが活力あるまちを造る事に繋がります。

そこで、青年会議所として社会貢献を行い、我々を育んでくれたわがまち“江津市”のために恩返ししようと考え共に行動する仲間を増やしたいと考えます。その理想を実現する為に今年度の会員拡大目標を10名とします。ここ数年、数名の入会が続く中、高い目標を掲げ、目標達成の為に創意工夫を行い、切磋琢磨する事自体が個々を成長させ、組織の結束を強めると考えます。青年会議所では、各種委員会・例会・事業を通して、コミュニケーションの取り方・人の動かし方・組織運営等々多くの事を学び、失敗や挫折を繰り返し、試行錯誤することでその経験が糧となり自信となり、成長していきます。この経験は実際の会社経営や日々の生活の中においても必ずプラスになります。

実現する為の手法として、2月例会では公益社団法人日本青年会議所で会員拡大活動にご尽力されてきた方をお招きし、会員拡大のノウハウを学び、今年の会員拡大活動に活かします。そして異業種交流会等の会員候補生と接する場を多く設け、全員一丸となって会員拡大に邁進します。

新入会員については、青年会議所活動の魅力を理解させ、即戦力化を図るための教育が重要と考え、入会後のフォローの徹底を図ります。

又、事業を成功させるためには、規律正しい会議の運営が不可欠であります。資料の事前配布により内容を理解し、問題点や自分の意見を整理し会議に臨み、全員が必ず発言していただく。会議は資料を読む場ではなく、意見を出し合う場であります。質の高い意見が出る活発な“会員拡大委員会”の組織運営を取り纏め実践し、他の委員会の見本となるよう行動します。

自らを律し、気概を持って妥協無き委員会運営を目指します。厳しさの中にも委員会メンバーの成長を願う思いが無ければ人はついてきません。そこには人の心の機微があり、至誠が人を動かすのだと考えます。又、家族親睦事業を通して、自分達を支える家族に感謝し、青年会議所活動への理解と協力を得るため、そして他のメンバーとの親睦を深める事を目的に継続していきます。

以上の活動により伊藤理事長の掲げる“真自立創成期~強くあれ ふるさと大家族~”を実現します。メンバー個人が成長し、個人の成長はリーダーたる資質の向上となり、さらに所属する会社の発展を促し、会社の発展はひいてはわがまち“江津市”の活性という公益寄与の結果をもたらします。

人間力向上委員会


2011年度社団法人江津青年会議所

人間力向上委員会

委員長 三上貴子

事業方針

先行きの不透明な現代、大自然に恵まれ、一見のどかな江津市においても人口の減少や若者の人口流出、少子高齢化は年々進み、江津市の将来を危惧する声があります。

厳しい時代を迎えた私達は、江津市の厳しい現状から目を逸らすことなく、5年後10年後の将来をしっかりと見据え、時流に流されることなく、生きぬくために強い信念と志をもって日々の活動に危機感を持ち取り組まなければなりません。

この町の経済を牽引し、町を活性化させ、そして、受け継がれてきた伝統文化を次の世代へ紡いでいくこと。これらの原動力となるのは、我々青年の役目です。

将来が危惧されているまさに今こそ、我々は企業経営において必要な情報や現状を把握し、企業人として、また一市民として、『明るい豊かな未来』を実現するために今、気づき、今、行動し、何をどう捉えるべきかを常に意識出来ることが必要です。

私たちは「人間力」を養い、「今」そして「未来」を強く生き抜くための方法を模索し、しっかりとした判断をするために、身近で実践可能な課題に取り組むことで遠い未来も近い将来もしっかりと夢を描くことが出来る人間を目指します。

私たち江津青年会議所は、メンバー一人ひとりが学び、気づき、実践することにより、夢を語り目標に向かって邁進し、我々のふるさと江津市に創造力と勇気、情熱と行動力を与え、地域の問題に果敢に挑戦していく団体でありたいと思います。

そのために人間力向上委員会では「志」をテーマに掲げ、「人間力」という大きなくくりの中から、企業経営に必要な4つの要素を取り上げ、その要素と我々の活動環境(地域環境)を関連付けしていく学びの場を設けていきます。

1、お客様の満足=市民のゆたかさ

2、社員の満足=江津JCメンバーのゆたかさ

3、会社の満足=組織のゆたかさ

4、社会の満足=地域のゆたかさ

上記「4つのゆたかさ」を追求し続けることで、持続可能な企業人としての成長とまちづくりへの実践的な取り組みがバランス良く出来るのです。

美しい国日本に生まれた私たちは、大自然からの教えのように春を待つ厳しい寒さのこの時期に、花を咲かせるためにしっかりと地に根を張り、多くのことを学び、厳しい寒さの中、固く冷たい大地から勇気をもって力強い芽をだし、吹き荒れる雨風に迷うことなく強い信念と高い志をもって明るい未来に向かって精一杯伸びていく必要があるのです。

地域資源活性化委員会


2011年度社団法人江津青年会議所

地域資源活性化委員会

委員長 堀江 毅

事業方針

江津市には、古くから伝わり今もなお広く人々に愛され続ける伝統芸能 石見神楽、そして中国地方随一の規模を誇る一級河川 江の川が地域の資源、財産として存在しています。しかし、石見神楽においては、過疎化、少子高齢化などの進行に伴い、所属団員の減少や高齢化、担い手不足という事態に陥り伝承し続けることが困難な状況に直面しています。各社中とも、この問題を喫緊のものと認識しつつも解決に至る有効な手立てがない現状にあります。江津市においては、地域振興にて無限の可能性を秘めた石見神楽に対する関心はありつつも、観光及び教育活用にも積極的でなく十分なものとは言えません。

そして江の川においても、市民の生活環境や習慣の変化により身近にありながらも直接触れ合う機会が減少してきています。

これらの背景を踏まえ、本年度当委員会では地域資源の「発展と伝承」をテーマに、石見神楽と江の川を利用した地域振興を展開します。特に石見神楽においては全市一体的な取り組みが求められているので、事業推進体制の構築を実現します。

この地域の資源や財産を後世へと守り伝えていくことはいまを生きる我々に与えられた使命です。市民、特に次の世代を担う子供たち誰もが、「私たちのまちには石見神楽がある。江の川がある。」と自信を持って言えるような、誇りあるまちづくりを実現します。

まず市内各団体を招き公開フォーラムディスカッションを開催します。石見神楽による地域振興案を提示するとともに各団体と意見を交換し継続可能な仕組みづくりと組織づくりを実現します。江の川祭においては、市内各団体と連携し石見神楽に関する事業を開催します。

さらに、江津市の自然財産を活用した事業 かわくだりを開催します。雄大かつ流麗な江の川をユニークな大蛇ボートに乗って体感することにより、他地域からの参加者には江津市の魅力を感じていただき、市内参加者にはふるさとに誇りを抱いて頂きます。特に今回で5回目ということを踏まえ、これまで携わってきた先輩達の思いを継承しつつ、江の川の更なる魅力の発信をします。

私たちが住むこのまちの魅力は私たちが高めていく。この強い信念と実行力を持つことにより「真自立創成期~強くあれ ふるさと大家族」は実現します。明るさと豊かさを持つまちの実現に向け我々の活動はいま始まります。