本日で2019年が終わります。
私は一般社団法人江津青年会議所 2019年度理事長 平下茂親です。
この活動の中で、みなさんと走り抜いた夢の実現への1年も本日ゴールを迎えることができました。
たくさん笑い、たくさん悩み、たくさん泣き、それがたくさんの生き様として自分自身の中に育った1年でした。
私はこの1年で沢山の気づきをいただきましたが、そのなかでも大きな2つの気づきをいただきました。
1つは、「生き様(いきざま)」の存在です。
生き様とは、人と人の間で信頼や愛が生まれるうえで潜在的に重きをおいている評価軸のようなものです。
そして、生き様は一人で生み出すものではなく、合理的に構築できるものでもなく、一緒に夢中で何かを取り組む相手がいて、はじめて「生きる様」として形になります。
夢を描き追求し、実現する。これは誰かと共に取り組み、生きる様をつくるプロセスでした。
45周年スローガン、One love 共に描き、共に追求し、共に実現する。9月22日、ひとつの生き様を皆と作り上げることができました。
押越実行委員長を中心に関わっていただいた全てのメンバーの力で実現したことです。
皆さんとこのプロセスを走れたことを改めて感謝いたします。本当にありがとうございました。
そして2つめの気づきは、「遺す」という価値です。
この1年は50周年の背景のスタートとなる1年であり、携わった時間は組織の継承の中で永遠に遺っていきます。
豊かな人生は、何か遺せるものがあることが多くの豊かさにつながります。
それは決して自分自身に遺していくものではなく、自分以外の誰かに遺していくことで物質的な理ではなく、精神世界の広がりをつくるからです。
また、人間は豊かになることがミッションです。
それこそが万物のなかでの自然体であり、作為的ではない無為自然なあり方です。
そして、この江津JCを中心に、無限の幸福の連鎖を広げ、一度しかない人生をより豊かにし合える関係性、それがふるさと愛家族のつながりです。
それは、親が子を想い、子が親を敬い、愛する、また家族の発展、家族の幸福が個人の幸福と等しくあり、誰一人取り残さない家族関係を深めていく。
関係性自体にはゴールはなく、より愛に満ち溢れた人生の物差しは無限大の目盛をもっています。
来年2020年度、押越理事長のもとでより愛に満ち溢れた人生をつくるための一員として邁進し、「遺す」生き方をしていきます。
最後になりますが、この1年間決して完璧ではなく、大きな欠点を多く持つ私が、素晴らしいメンバーに囲まれて、組織のリーダーとして立たせていただいたことを感謝いたします。
38年間の人生のなかで最も濃密であり、最も味わい深く、最も心が躍動し、最も愛に満ち溢れた1年間でした。
この社会に生き、この1年に関わっていただいた全ての皆様に大きな感謝と、来年の江津JCに対しても変わらぬご協力を賜りますようお願い申し上げ、2019年度江津青年会議所、第45代理事長としての最後のご挨拶の言葉とさせていただきます。
1年間ありがとうございました。
第45代理事長 平下茂親