まちづくり委員会 事業方針

2013年度社団法人江津青年会議所
まちづくり委員会
委員長 阿瀬川浩史

四季折々の顔を見せる「星高山」。寄せては返す「日本海」。中国太郎と呼ばれて中国地方最大の川「江の川」。伝統文化として受け継がれている「石見神楽」、「石見焼」。地場産業の象徴でもあり燦々と輝く「石州瓦」。「柿本人麻呂」など歴史の深さを物語り、大自然と、魅力いっぱいのまち「江津」。本年度、私たちは石見焼と江の川の魅力の再認識、再発見を致します。現在窯元は、石見焼のもつ暖かい風合いを生かしながら研究も進み、焼き物も色とりどりになり、技術を駆使した製品などを製作し、伝統的な意匠、技術を継承しながらも、時代の変化に対応した商品を焼き続けています。
しかし、このまちに住む人々、またこのまちの出身者は地域に根ざした伝統芸能にも関わらず、関心が薄れてきているのではないでしょうか。その結果、今では地域への魅力や誇り、郷土愛が衰退し続けています。このままでは、まちの宝である未来を担う子どもたちも同じ日々を過ごす事になり、問題は先送りになるばかりです。

もっと人々が江津への郷土愛を持って頂くためにも、今ここで、先人たちから受け継がれてきた国の伝統工芸品の石見焼、石見焼職人の挑戦から始まり日本三大瓦の一つになった石州瓦、そして石見焼や石州瓦の流通の要として使われていた中国地方最大の川、中国太郎こと江の川に触れなければなりません。こんなにも素晴らしい伝統芸能や自然財産を地域住民が再認識し、未来を担う子どもたちも実際に触れる機会が増えれば、県内外へ最大限に発信する事ができます。そして、このまちに住む人々、県外で活躍する出身者がふるさとへの誇りと郷土愛を高めることで、まちの活性化に繋がります。

私たちは一年間を通し、石見焼の歴史を学び、事業の中でこれからの地域を支える子どもたちと実際に触れ、工作し子どもたちと一緒になって石見焼を再認識して行きます。そして、流通の要として使われていた江の川の雄大さを体験して頂くために「江の川かわくだり」を実施します。その結果、江津の伝統芸能と自然財産を活用した「明るい豊かな社会」が実現します。次世代の子どもたちのためにも覚悟を持って新しい時代を創造し、江津の魅力、ふるさとの誇りを多くの方と共有することにより、笑顔が咲き乱れる江津、つまり「百花繚乱~咲き乱れさせる ふるさとへの想い!!」が実現致します。地域と共に秀でた人物を育て、優れた立派な事業とふるさとへの想いを咲き乱れさせましょう。

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