祭委員会

 

 

 

 
 

◆委員長:平下 茂親

◆職務
・市民主導型の江の川祭の企画、運営
・ごうつ秋まつりへの参加
・石見圏域における他団体との連携強化
・会員拡大の実施
・江津JCブランディング向上
・江の川祭全体の企画、運営

◆委員長所信
 古来人々は祭事として神や先祖へ畏敬の念をこめて祭を行い、共同体として感動と感謝を共感する地域コミュニティー形成と文化継承がなされてきました。そして、それは一年というサイクルの中で年輪のように重ねられ進化し、本来は各世代を繋ぐ「縦の糸」と各地域を繋ぐ「横の糸」が交差する行事として祭は位置づけられてきました。
 昨今、我々のふるさと江津は、2060年には約5000人の生産年齢人口が減少するという推計が発表されています。そして、全体の半分の65歳以上からなる人口のバランスの中で共同体を運営していくことが予想され、現状においても「縦の糸」と「横の糸」が機能しない地域も増加しています。そして、その状況はだれもが常識として認知しているのにも関わらず、実態を正確には把握していないのが現状です。祭の運営と地域社会の運営には多くの類似性があり、営みと直結しているからこそ、状況を打開するための町単位での行動が求められています。
 当委員会は、35周年を記念する江の川祭を未来対応型ローカルコミュニティーの象徴に発展させます。また、全市民だけではなく、県外へ住み暮らしながら江津へと帰属意識をもつ多くの人びとにとっても問題意識の繋がりをつくれる関係性を強化します。そして、祭りを本来の「縦の糸」と「横の糸」が交差する行事としての意識を高めることで、感動と感謝を共感できる祭へ昇華し、祭からの市民のコミュニティーの活性化をつくる好循環のサイクル、すなわち「江津シビックサイクル」を具現化します。
 そのためにまず、江の川祭の未来を分析します。人口減少と次なる世代へとの継承を問題提起し、関係諸団体と共有、連携し、40周年に向けたビジョンを描きます。そして、江の川祭では、江津JC全会員の事業を基軸として、全市民のつくりだす可能性を集約し発信することで、全市民が一つとなるための楔を江の川祭でつくりあげます。
 祭はその土地固有の教育であり、文化であり、暮らしそのものです。その祭から千思万考を繰り返すことで、市民にとって感動値の高い祭となり、互いの存在を感謝できるサイクルをつくりあげ、ふるさと大家族の礎を築く一年を実現します。