中山間地域活性委員会~委員長所信

中山間地域活性化委員会

委員長 篠原充

 

<所信>

我々の暮らす島根県の面積の約90%は森林が占め山間部には人々が居住する地域、中山間地域が大小点在し、そこには様々な文化、風土が存在しています。その中山間地域では、戦後の高度経済成長期をピークに日本の経済のあり方が激変、地方から都市部への主に若者の人口移動による経済の一極集中化が進み少子高齢化による急速な過疎化が進行しました。そして、歳月が経つにつれ地域の担い手の確保の難しさが顕在化してきており、それに伴う農林地の維持保全や生活機能の維持が困難な地域も存在します。数々の課題の起因するところは若年層の人口減少が大きく影響し、このままいけば地域の存続自体が困難になり消滅するといわれています。しかし、中山間地域には地域の担い手となる若者がまったくいないわけではなく、また活用されていない資源として認知されていない可能性に溢れた資源も存在しており、その新しい活用方法が活性化に向けて求められています。

今まで都市部に向いていた夢を中山間地域に転換します。いつの時代も人は夢を見ます、その夢に向かう力は強大です。であるからこそ我々は、中山間地域で信念を持って活性化していける人材を増やすことを目的とします。

中山間地域について調査研究をし、中山間地域が活性化することへの意義・理解を深める例会を実施します。また、中山間地域再生へ向けたモデルケースになるような事業を開催いたします。この事業では地域の青年世代に中山間地域が活性化することへ向けJCと地元青年世代の想いを共有した上で事業を共に作り上げます。またその中で地域住民に魅力的だと認識されていない資源を活用し、中山間地域活性化のきっかけとすると共にその他の地域に波及させる工夫を行い、地域に希望を感じていただける事業とします。

これにより、中山間地域の青年世代の地域に暮らし続けることへの意義・意味を理解し28信念を持ち、地域の存続ひいては国家の繁栄へとつながる夢を描き、追求し、実現できる29中山間地域を創出します。

地域連携推進委員会~委員長所信

地域連携推進委員会

委員長 浜根裕彰

 

<所信>

我々が住み暮すこの石見は地域ごとに様々な問題をかかえています。江津市の人口は、日本創生会議の推計によると、2040年に14,000人程度まで減少し、地域の維持が困難になっていきます。危機的な状況にありながら、我々は自分の住んでいる地域の課題にすら関心を持って積極的に取り組めていません。各地域の自治体活動は60歳以上の定年後の世代が牽引しているのが現状であり、各世代、各団体がもっと連携をしていく必要があります。

地域連携推進委員会は、地域の住民である我々青年会議所会員一人ひとりが、率先して地域の活動に関心を持ち、各地域の問題に対して自分事として考え行動することができるような機会を提供します。また、若い世代と60歳以上の地域コミュニティを動かしている世代との交流する人を増やすことを目的として活動し、地域全体との交流を促します。

そのために、地域の自治会や、現役会員に聞き取り調査して、課題や現在の状況を把握し、地域の団体への若者が必要とされる役割を洗い出します。そして、地域への関わり方をメンバー一人ひとりに見つめ直してもらい郷土愛を醸成し、会員と地域との関係性を高め、地域の行事や集まりに参加していただきます。そして、地域活動を実践していく中で抽出された課題を例会で共有し、解決するための仕組みを提案します。その上で、地域連携推進策を行政に対して提言します。また、家族親睦会を通して会員から家族に日ごろの感謝を形にして伝えることで、一番身近な家族というコミュニティの親睦を深めていただきます。

全会員が地域活動に興味を持ち参加することで、近い将来、各会員が青年会議所活動で26得たことを地域に還元するリーダーとして活躍できるようになります。

総務委員会~委員長所信

総務委員会

委員長 湯淺弘一

 

<所信>

現在、江津青年会議所には多くの会員が所属しています。諸先輩方が会員の拡大を思い描き、追求した結果、会員は増員しました。急激に会員数が増えた結果、ベテラン会員の割合が減り、JC経験年数の少ないメンバーの割合が増加しています。あと3年経つうちにベテランメンバーは多く卒業され、会員数は現在の半分になります。現在のJC経験年数の少ない世代が、地域を想うベテランメンバーの熱い意思を受継ぎ、諸先輩方のように、江津青年会議所で修練を重ね地域のリーダーとして成長し、地域の為に率先して行動する仲間を増やし、地域へ奉仕する必要があります。

総会、例会はもとより本年度は45周年の記念事業もあり修練のチャンスにあふれています。我々総務委員会では先輩方の地域への愛を確認し「受継ぐ」こと、現在の所属メンバーが、地域のリーダーとして自分の役割を認識し「行動」するこの2点に焦点をあてます。その為にはベテランメンバーとJC活動年数の少ないメンバーを引っ付ける接着剤のような設営で積極的に意見交換できる機会を提供します。江津青年会議所として対内、対外において信頼される組織である必要性があり、会員がそうなるべく、見本となるような迅速で透明性のある行動で、信頼を引き付ける運営をこの委員会の主軸にします。

平下理事長の思いを第89回通常総会で全会員が聞き共有し、夢をイメージして行動できるよう委員長が1年の目標を発表し会員の士気を高めます。第90回通常総会では目標からぶれていないか上半期をふり返り、年当初の思いが薄れることないよう下半期にむけて再出発します。

卒業生大いに語るでは、卒業生の熱い思いを伝えていただき引き継ぎます。また日本JC事業を案内し共に体験することで意見交換でき、意欲を受継ぎ、実行してく事で個人の成長につながると考えます。参加しやすい案内をすることにより参加率の向上、参加したことによる体験、達成感を共有することにより絆を深めます。成長で得たリーダーシップを発揮し、西日本豪雨災害のような有事に備えて率先して行動します。

これらの活動を通して諸先輩方のような、人や地域に愛情を伝えられる人材へと成長し、時代の流れに柔軟に対応できる無為自然な団体であると共に、個人としても、地域のリーダーとして実行できる「夢を描き、夢を追求し、夢を実現する」ことを達成します。

グローバルネットワーク委員会~委員長所信

グローバルネットワーク委員会

委員長 元重慎市

 

<所信>

消滅可能性都市に指定されている江津市において、現状のまま何もしなければ、経済は廃れていく一方です。原因の一つとして、江津に住む人々が、自分たちの価値を正しく認識できていないことがあります。江津に住む人にとって当たり前のことでも、市外、県外の人から見るだけでも優れていることがあります。そして更に、海外の人から見れば、その枠はさらに大きく広がり、無限の可能性があります。

衰退を食い止めるためには、島国日本の同一の価値観や見方を抜け出し、海外の異なる11価値観から自分たちを客観視した上で、自分たちの本当の価値を再認識し、抜本的かつインパクトのある施策を生み出して行くことが必要だと考えます。

グローバルネットワーク委員会では、江津JC会員を含む多くの市民の方々に、異なる価値観に触れて、自分たちを客観視することによって自分たちの価値を再認識する必要性を理解いただくことと、実際に江津市民の方に異なる価値観に触れる機会を提供し、グローバル化の第一歩を踏み出していただくことを目的とします。

そのために、6月例会では、海外の視点を取り入れることによって成功した日本企業の事例の紹介などを通じ、海外の異なる価値観や視点を取り入れることで自分たちの価値を再認識する必要性について深く理解いただきます。

その後、事業においては、地域住民に異なる価値観に触れることで自分たちの価値を再認識していただき、グローバル化の第一歩を踏み出していただく機会を提供いたします。

また、定期的な海外人材との交流を可能にするため、海外LOMと友好JC締結に向けた調査を行います。

これらの活動を通じて、江津JC会員を含む市民の中に、江津の未来のことを考えて、「グローバルに考えローカルに行動すること」を実践できる活動的な市民を一人でも多く増やし、石見地域を持続可能な地域へと変え、未来へと残していきます。

祭委員会~委員長所信

祭委員会

委員長 湯浅勇紀

 

<所信>

これまで、「市民総参加」を目指し進化を遂げてきた江の川祭は、多くの人の関わりによ8り、現在まで継続してきました。江津青年会議所も祭の発展・維持において大きな役割を担ってきたところではありますが、更なる祭の進化には特定団体で構成される実行委員会のみではなく新たな祭の担い手とこれからの祭の担い手の確保が必要です。祭に新たな息吹を吹き込むことで、8月16日という1日を目標に、意欲的に祭に関わる人々が、明日への活力を体感することができる祭を創りあげていかなければなりません。

祭委員会として、江の川祭の原点を知り、多くの人が主体的・意欲的に祭に参画できるよう、関係諸団体はもちろん、これまで祭に関わってこなかった層や団体に対して、参画を働きかけていきます。江の川祭が市民総参加の祭に進化することにより、江津市民に一体感が生まれ、この街の魅力を再認識し、江津市に夢と希望を描くことができます。

あらゆる世代が楽しむことのできる江津の魅力が詰まった祭を各委員会と連携して企画し、市民総参加の江の川祭の実現を目指します。江津市音頭パレードにおいては子供や学生などに参加してもらうことで新たな層の参加を促すとともに新たな担い手が祭りに関わるきっかけを作ります。これからの祭の担い手でもある子どもたちには、伝統文化の体験21や灯篭づくりを通し、祭の未来・江津市の未来を描き、市民や参加者とこの街の夢や希望を共有する機会を提供します。たくさんの市民の夢にふれる空間を作り、来場者に夢を持つことの重要性を理解していただきます。設営においても、実行委員会と外部のパイプ役として、祭に対する幅広い意見を吸い上げ、魅力的な祭の創造を図ります。

江の川祭の運営から得られる「奉仕」・「修練」を通し、会員同士および関係諸団体など祭に関わる人達と「友情」を構築することができます。その力は地域に活力を与え、江の川祭を通して地域全体の活力を創造することができます。市民総参加の江の川祭の実現により、祭に参加するすべての人が夢や希望を抱き、1年後の8月16日に向け、また未来に向けて夢や希望を抱き、動き出すきっかけとなります。