広報誌連動記事 ~ JCやらない理由がない  ~  安藤敬信君

私は普段、浜田市黒川町にある安養堂鍼灸院で父の元で鍼灸師として働いております。

また、金城町にある寺院で、父の元で浄土真宗本願寺派の僧侶としても働いております。
… お寺は小さく、門徒戸数も多くないので、鍼灸師のほうがメインで生活をしている状態です。
寺院の集会や急な葬儀には父と協力してなんとか両立をしている状態です。
父は祖父が16年前に亡くなってから住職を継ぎましたが、私が帰ってくるまでの10年間、一人で二足のわらじを履いてきたことを考えると(当然母の支えがあってのことですが)、私なんかはまだまだ甘ちゃんだと思い知らされます。

鍼灸師にしても僧侶にしても、勉強は生涯欠かせません。
田舎なので、なかなか関東の勉強会には出ることができませんが、大阪くらいまでなら勉強会や学会などがあればできるだけ参加するようにしています。
地元での学会に参加したときのことです。
江津青年会議所に入会されている同じ鍼灸師の先生と色々な話をしている時に、初めて青年会議所というものの存在を知りました。

その時の話の内容から、会社みたいなシステムのところで、先輩が後輩を色々な面で指導してくれる、自分を磨ける、そんな人間道場だという印象を受けました。

そのころの私は鍼灸師に僧侶に、その勉強会や会議に、役職に、色々と時間をとられ、自分の時間が少ないと感じることが多く、これ以上の面倒はあまりしたくないと考えていました。
が、普段から自分に何か物足りないものを感じていました。

寺や鍼灸院で色々な人に出会い、話をしているうちに、人を集めて何かしてみたい、できたらいいなと思うようになっていました。

例えば、寺で婚活パーティ、寺で健康体操、部屋に籠っているような人たちに寺に出てきてもらって、社会に復帰するまでの手助け…もっともっといろいろ…しかし、何をどう始めればいいのかすらわからない、無知な自分に気が付かされました。

こんなことできたらいいなぁなんて思いながらも、結局なにもできない、というか、何も行動しないまま、なんとなくモヤモヤしながら毎日が過ぎていました。

そんなときに聞いた青年会議所の話は魅力的で、自分に必要な何かが見つかるかもしれない。
20~40歳の者しか所属できないということを聞いて、どんな組織かもあまりよく知らずに、調べずに鍼灸師仲間から聞いた事を信じ、自分を変えたい、変わりたい、何かを発見したいと考え、40歳まであと8年、今やらなくていつやるんだ!
「今でしょ!」ととりあえず飛び込んでみました。

私は普段は何をするにしても、必ず下調べをして、ちょっと引っかかるところがあると、何かと理由を付けて避けたり、拒んだりしてきましたが、今回は何かが違っていました。
最近のモヤモヤを解消できる場所が見つかったかもしれない!とりあえずできるところまで頑張ってみよう!と思えたのです。
ただのタイミングかもしれませんが、これも何かの縁。
自分から縁を切ることはやめ、自分から手繰り寄せてみることにしました。

会員になってみると、周りの先輩達の熱いこと!
私が持っていないものをいっぱい持っている先輩方がいっぱい居るではないですか!!

今まで自分の時間が無いと嘆いたりしていましたが、ここには私なんかよりもっともっと忙しい人がいる!
熱く自分の道を突き進んでいる人間がいる。
すごく魅力的だ。

青年会議所の仕組みは会社みたいになっており、トップがいて、下に各部署があり、そこに平がいる。そんな体系。
会社と違うのは、昇進していくのではなく、任期1年で誰でもどの役職でも就けちゃうところ。
誰にでも責任ある役に付くチャンスがあるということ。
鍼灸院も寺も家族経営なので、こういった団体のシステム、人の動かし方は将来役に立てることができると確信しています。

自分を磨く時間も自分の時間、だらだら休んでゆっくりする時も必要かもしれないけれど、今は、今までモヤモヤ充電してきたものを放電する期間だと思い、頑張ることに決めた。

頑張るといっても、仕事ばかりじゃなく自分の趣味であるバイクも、しっかりやりたい。
また、嫁孝行、友達付き合い、これらもうまいことやっていけるようになりたい。

最近は年齢から、鍼灸師会では青年部長、お寺のほうでは大きな法要の会係(えがかり:法要をスムーズに進めるための計画、準備、実行する黒子的役割)、地域のお寺が集まる勉強会で主事、など、色々と頼まれるようになり、いままで断っていたものもどんどん受けるようになり、ますます忙しくなる中で、JCの活動とかぶったりすることも多々あるのですが、なんとかやりくりしています。

時間の使い方もうまくなりそうです。

色々な期待を胸に、自分の成長のためにJC頑張る。

地域の活性化を目標に活動することで地域も活気づき、自分も成長できる、素晴らしい団体だと思う。

JCの事を飲みの集団だと揶揄する方も確かにいらっしゃいますが、それは仲間との親睦としての酒の席で、そこだけがクローズアップされている事実。
影で彼らがどんなに頑張っているのかという事はあまり知られてません。

頑張っている仲間と酒を酌み交わす事もあるでしょう。
時には必要でしょう。

私はその世間のイメージをも変えていく役割を率先して引受けたい

大事な事は、地域の活性化について行政がどうとかこうとか言う方もいるけれど、じゃ、誰がいつやるの?
誰かが行政が変えてくれるの待つの?

JCには一生懸命地域の事を考えて動いている人が集まってる。

酒飲みがいるのは事実、否定はしないけど、酒だけ飲んでいるように言われるのはちょっと心外。

あ、因みに私はアルコール分解能力が低いので滅多に飲みません。
タバコも嫌いです。分煙推進派です。

外から見たら分からないだろうけど、先輩達がどんだけ、自分の時間を使って地元の事、日本の事を考え、行動しているか。

酒飲みの集団だからな…と言う人は過去の私と似ている。
何かマイナス要素を見つけて否定して、勝手にレッテル張って中身を良く知らずに、拒絶する。

JCメンバーに聞いてみて欲しい。
酒飲むためにあつまっているのか?

修練だといってボランティアで動いて何とかしようと頑張っていることを知って欲しい。

地元だけじゃなく、日本全体、世界のことまで考えるのがJC。

JCに入会したときに理事長にいただくJCバッジには国連マークがついてる。

国連マークが許される団体はユニセフとJCだけ。

いい加減なことはしてられない。
みんな真剣です。

色々な事業をして何か変わったのか?
地域が活性化したのか?

全然変わったように見えない。

と言われることがある。

じゃ、あなたは何かしたのか?

何もせずに批判だけするのはせこい人間だ。

あーだこーだ言わずに、一緒に頑張って話合いして、ぶつかりあって、行動してみようじゃありませんか!

誰かがやってくれるんじゃないか

そんな事思っているあなた!!

 

誰かじゃなくて、あなたでしょ!今でしょ!

JCやらない理由がない。

 

 

 

 

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