会員拡大委員会 事業方針

2013年度社団法人江津青年会議所
会員拡大委員会
委員長 金村 雅之

現在我が国を取り巻く厳しい経済環境下の中で、今の日本の青年は「明るい豊かな社会」を見出せずにいる状況が長く続いています。この江津市には今のエネルギッシュな青年が牽引しないと次の世代の責任が重くなり、結果、江津市は若者が住みにくいまちになります。我々は、自らを成長させていく青年を増やす必要があり、江津青年会議所は2011年度には14名、2012年度には12名の会員拡大に成功しました。この江津に住む若者が社会に対する不安や憤り、又はこの地域の問題を何らかの形で受け止め、「今こそ自分達が動いていかなければ」と感じ、自らの成長を願い、家族の為、会社の為、そして地域の為、さまざまな想いをもって江津青年会議所に入会したのです。しかしながら、新入会員が入会しても委員会さらには例会への参加が少ない会員がいます。この状態が続くと日に日に皆との情報の共有がしにくくなります。土日に実施される事業等に関しては、様々な業種が集まっているので、会員全員で協力することや、今の江津青年会議所の会員には江津市外の方もいるので、更なるフォローが必要です。

私たち会員拡大委員会は、会員全員が、One For All All For Oneという気持ちを常に持ち、会員の縦の絆、横の絆を益々強固なものにし、「一人じゃないんだ。皆一緒なんだ。」「ここには頼れる人もいるし、自分を必要と頼ってくれる人がいるんだ。」「一人ひとりの持っている力は微々たるものでも全員が力を合わせひとつの方向に進んだ時には大きな成果が出るんだ」と心から想える組織を作り上げます。さらに、本年度、男女を問わず10人の新入会員を仲間に加えるとともに、青年会議所の三信条でもある「修練、奉仕、友情」の意味をしっかりと理解し、活動に不安を感じることなく、次世代にこの組織を継承する為にも、この江津に明るい豊かな社会を築くことの出来る人材を育て上げます。

そのためにまず、会員同志が硬い握手を交わし、仲間意識を持ってもらいます。また、「青年会議所の活動・事業が活発になることで、この江津の活性化に繋がるんだ」ということを、総務情報委員会と連携し、江津青年会議所の活動を一般市民にもっと理解してもらうための分かりやすい広報を実施し、異業種交流会等で「青年会議所活動を通して得られる成長は、一人の経済人として学ぶべき点が非常に多くあるとともに、様々な業種の集まりなので、自分達の仕事に色々な方向性が出るんだ」ということを江津に住む青年に理解してもらう会員拡大の活動を行います。

以上のことにより、会員全員が一致団結し、しっかりと腕を組み合い、さらに自信を持って「江津青年会議所って素敵な所だな。入会して良かったな。」と思える状態を作りあげ、江津青年会議所の輪を拡げ、まさにとびきりの笑顔が咲き乱れる江津にします。

総務情報委員会 事業方針

2013年度社団法人江津青年会議所
総務情報委員会
委員長 和田 智之

青年会議所の単年度制は毎年各メンバーの役割が変わり色々な経験を積むことにより個人の資質向上に大きなメリットをもたらしています。しかし、組織として考えたとき前年度との引き継ぎがうまくいかなかった場合には同じミスを何度も繰り返してしまう可能性があるなどのデメリットもあります。また業務が複雑になる中、公益性・透明性の高い活動や積極的な情報発信等も必要とされ、メンバーに求められる資質や負担は大きなものとなっています。現役メンバーの半数以上が入会3年未満という江津青年会議所において円滑なLOM運営を行うための資質向上や効率的な情報発信の実践が求められています。

本年度の総務情報委員会の活動を通してメンバーが一般社団法人格に適した事業計画の立案により、実行性や公益性の高い事業を行うことが出来る資質向上の土台を作ります。地域に求められている透明性の高い情報発信の重要性をメンバーひとりひとりが理解し、積極的に情報発信を行い、我々のふるさとへの想いを地域の方々に伝え、ふるさと江津に活力を与えます。

円滑なLOM運営の為の手法として、各種マニュアル、資料テンプレート、提出書類チェックリスト等の江津青年会議所統一運営マニュアル作成し、年々複雑化する業務を簡素化し、資料作成の負担を軽減し、理事長・委員長の想い実現の部分に全力を注いで頂けるようにします。統一運営マニュアルは、適宜バージョンアップを行なっていくとともにマニュアルでは補いきれない部分を議案上程・会計・職務別セミナーなどの各種セミナーを開催することによりフォローし、会員の資質向上を積極的にサポートしていきます。積極的な情報発信を実現するための手法としてメンバー全員が登録しているフェイスブックをより積極的に活用します。ホームページでの組織からの情報発信だけでなく、フェイスブックでの個人からの情報発信も併用することにより地域の方々により共感を頂けるような透明性の高い情報発信を行います。

そして、ホームページの更新も各委員会の自主的な投稿以外にも当委員会が積極的に各委員会の情報を収集し、企画した記事をホームページに投稿することにより更新頻度を上げホームページのアクセスアップを図ります。さらには、対外広報誌の4月発行、会員拡大ツールとしての広報誌作成、生活情報応援誌いわみりびえ~るへの記事掲載等も行い、前年度の良かった点に本年度の工夫を更に盛り込み江津青年会議所の活動を広く発信していきます。

また東日本大震災の災害復興支援における日本、地区、ブロックとの有機的な連携の強化を図ります。
我々総務情報委員会は会員の資質向上という土壌をつくり、秀でたメンバーを育てます。その秀でたメンバーから様々な個性を持った素晴らしい事業という花が咲き乱れます。その花を地域の隅々にまで届けることにより多くの方に感動を与え、ふるさと江津への想いを咲き乱れさせ理事長の掲げる百花繚乱が実現されます。

江津の祭創造委員会 事業方針

2013年度社団法人江津青年会議所
江津の祭創造委員会
委員長 平下 智隆

萬の神を祀る祭りにおいて、異なるそれぞれの世代の人々は一所に集まり、交流し、絆を深め、地域に結束力を与え、共同体を活性化する役割を持っています。また、祭りの思い出は、地域外に出ていった人々の記憶の中にふるさとへの想いとして強く記憶され、帰巣本能に訴えかけるものがあります。地域共同体の維持と発展には祭りは欠かせない重要なものです。江津市政30周年を記念して出発した江の川祭は本年第30回の節目を迎えます。江津青年会議所が含めた数々の諸団体が運営に加わって開催され、毎年約6万人が一堂に会す正に江津最大の祭りであります。毎年恒例の開催でややもすればマンネリ化する危険性のある継続事業に、節目にふさわしい本来の意義と関わる諸団体を一つにするリーダーシップが求められます。さらに、多くの人が集まるこの日は、江津青年会議所にとって一般の方々にJC運動を発信するまたとない機会でもあります。また、江津地域には通年を通してたくさんの祭りやイベントが行われていますが、それらが持つ歴史や意義等が意識されることはあまりありませんし、ひとつひとつの祭りやイベントの裏側にある地域への熱い想いを持った主催する人々の存在の多くは一般の人々の目に触れることはないのが現状です。

江津の祭創造委員会は、第30回江の川祭において、江津青年会議所各委員会の事業方針を一般市民に伝播する場をつくりあげ、メンバー全員の江の川祭への主体的参画を実現し、次の30年に向けた祭りの出発点となる「ふるさとへの想い」という確固とした強いベクトルを、参画する諸団体に与え、一丸となった江の川祭の企画運営を実現させます。さらに、江津地域内外の住民が、江津地域の祭りやイベントを運営する人々の熱い想い、歴史や意義に触れ、ふるさとへの想いを中心とした共同体意識を醸成します。

そのためにまず、江津地域の祭りやイベントの現状を取りまとめる調査研究を行い、一元化された情報を一般市民に提供するとともに、それぞれの祭り・イベントの歴史や担い手の想いを文章・写真・VTRで構成されるレポートとしてまとめ、WEB等を活用して広く地域内外に発信します。さらに7月例会において、江の川祭に参画する諸団体と共に、レポートの成果と祭りが本来持つ役割を確認し、江津青年会議所各委員会が行う事業や諸団体の事業を共有し、ふるさとへの想いを一つにする江の川祭決起大会を行います。また、江の川祭当日においては、うちわデザインコンテストと江津市音頭パレードを継続実施するとともに、各委員会の事業が一体化された運動になるように調整、統合、支援をします。

以上のことにより、メンバー及び江津地域住民の持つ、ふるさとへの想いがより確かなものとなり、祭りを通して地域共同体の絆が深まり、住民がふるさと江津へ一体化した喜びの笑顔の花が咲き乱れる江津をつくりあげます。

次世代育成委員会 事業方針

2013年度社団法人江津青年会議所
次世代育成委員会
委員長 渡利 耕平

私たちの住む江津市には誇れる産業・伝統文化があります。しかし、産業の分野では、石州瓦や石見焼など生活スタイルの変化や安価な製品に押され衰退の一途を辿っています。そして相次ぐ工場の閉鎖、企業の倒産により大人達は、ふるさとに対する誇りを失いつつあります。そして、子どもたちも江津市は田舎で何も無いと言い、若者は高校卒業と共にふるさとを後にする。しかし伝統文化に目を向けると、外部からも時代の流れからも影響を受けない唯一の存在があります。それが石見神楽です。江津市と言えばと、アンケートを取ればトップに上がってくるのもこの石見神楽です。地域の祭りやイベント等で上演されるこの伝統芸能は神事として行われるだけではなく、芸能としても地域の人々に愛される存在です。さらに近年では地元だけでなく、県外や世界でも多くの人々を魅了しています。江津市の誇りを呼び戻す為にこの石見神楽を活性化することが必要です。

これまで石見神楽は、神楽台本の改定、蛇胴の発明、花火の使用などの変化を続けることにより現在でも多くの人に愛される文化として受け継がれて来ました。これは、面や衣装など表面的な事ではなく、神楽の本質を維持しつつ変化して行った事によりその魅力を維持し続けた結果です。そしてそれを支える社中・舞子に神楽、そして社中に対する想い・誇りは、利害を超えた非常に強いもので、社中内の団結力も強く、お互いに支えあい守り伝えています。しかし、江津市の石見神楽全体としての活動となると、社中内の団結力に比べ、どうしても弱いように感じます。現在市内の社中が一丸となって行っているのは年一度の神楽大会のみで、これだけ誇りと団結力を持った社中が江津市全体として団結できればよりいっそう石見神楽の存在を、ふるさとの誇りを内外に伝える事ができます。その為にも全社中が一丸となり、主体的に取り組む事が必要です。

社中同士団結し主体的な活動を行う事の必要性に気づき、自ら石見神楽の魅力伝え広げ、その姿を見る事で主体的に活動する事の必要性に気づく人の輪を広げます。

私たちは、青年会議所活動の中で多くの出会いの中で学び、気づいた事に対する感謝の気持ち、そしてそれによって自ら奮起する力を得る事ができました。それを今後の社中の中心となり、石見神楽の行く手を担う若い世代と共有します。若い世代が気づく事で、後に続く子ども達、さらにその次の世代へと誇りを繋ぐ事ができます。そのために、各社中から中心となる若手の舞子に会議へ参加して頂き、共に一つの事業を達成します。計画から共に作り上げる過程で私たちは石見神楽をより深く理解し、想いを共有します。社中は主体性を持って行動する手法を得ると同時に社中同士の絆をより深め、高い意識を持って活動する組織を作ります。

その結果、一年間を通して共に活動し、学ぶことにより、自主性を持った様々な個性が百花繚乱する誇れるふるさと江津になります。

まちづくり委員会 事業方針

2013年度社団法人江津青年会議所
まちづくり委員会
委員長 阿瀬川浩史

四季折々の顔を見せる「星高山」。寄せては返す「日本海」。中国太郎と呼ばれて中国地方最大の川「江の川」。伝統文化として受け継がれている「石見神楽」、「石見焼」。地場産業の象徴でもあり燦々と輝く「石州瓦」。「柿本人麻呂」など歴史の深さを物語り、大自然と、魅力いっぱいのまち「江津」。本年度、私たちは石見焼と江の川の魅力の再認識、再発見を致します。現在窯元は、石見焼のもつ暖かい風合いを生かしながら研究も進み、焼き物も色とりどりになり、技術を駆使した製品などを製作し、伝統的な意匠、技術を継承しながらも、時代の変化に対応した商品を焼き続けています。
しかし、このまちに住む人々、またこのまちの出身者は地域に根ざした伝統芸能にも関わらず、関心が薄れてきているのではないでしょうか。その結果、今では地域への魅力や誇り、郷土愛が衰退し続けています。このままでは、まちの宝である未来を担う子どもたちも同じ日々を過ごす事になり、問題は先送りになるばかりです。

もっと人々が江津への郷土愛を持って頂くためにも、今ここで、先人たちから受け継がれてきた国の伝統工芸品の石見焼、石見焼職人の挑戦から始まり日本三大瓦の一つになった石州瓦、そして石見焼や石州瓦の流通の要として使われていた中国地方最大の川、中国太郎こと江の川に触れなければなりません。こんなにも素晴らしい伝統芸能や自然財産を地域住民が再認識し、未来を担う子どもたちも実際に触れる機会が増えれば、県内外へ最大限に発信する事ができます。そして、このまちに住む人々、県外で活躍する出身者がふるさとへの誇りと郷土愛を高めることで、まちの活性化に繋がります。

私たちは一年間を通し、石見焼の歴史を学び、事業の中でこれからの地域を支える子どもたちと実際に触れ、工作し子どもたちと一緒になって石見焼を再認識して行きます。そして、流通の要として使われていた江の川の雄大さを体験して頂くために「江の川かわくだり」を実施します。その結果、江津の伝統芸能と自然財産を活用した「明るい豊かな社会」が実現します。次世代の子どもたちのためにも覚悟を持って新しい時代を創造し、江津の魅力、ふるさとの誇りを多くの方と共有することにより、笑顔が咲き乱れる江津、つまり「百花繚乱~咲き乱れさせる ふるさとへの想い!!」が実現致します。地域と共に秀でた人物を育て、優れた立派な事業とふるさとへの想いを咲き乱れさせましょう。