ここから始める地域経済再生

本日、一般社団法人江津青年会議所3月例会が江津商工会議所で行われました。

今例会では、域内生産消費活性化委員会と外貨流入委員会との委員会合同での開催です。

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冒頭平下理事長挨拶より、戦後70年を迎えた本年、本当に戦いは終わったのか?グローバル化が進む今日、経済の面においては戦いは終わっていない、しかもそれにすら私達は気づいていないし、ゆえに行動もとっていない。今戦わなければ、未来を想い行動しなければ先人に残して頂いたこの日本は衰退の一途を辿ってしまう。経済グループの発表を通じてこの地域の経済を想うことができれば・明日からまた頑張ろうと思っていくことができれば今例会が意義ある機会になり得ることと思います。とのご挨拶を頂きました。

 

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安藤委員長、今城委員長の趣旨説明

 

委員会発表では、まず、域内生産消費活性化委員会の吉田運営幹事より発表があり、経済とは?という基本的なことから今現在浜田商圏(江津・浜田圏内)でのお金の流れの状況や島根県全体のGDPを分かり易く説明して頂きました。

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続いて外貨流入委員会の佐々木運営幹事より、詳細なデータを使って地域の住民一人当りの経済の状況を説明して頂きました。

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地域の課題点としては、

・この地域は公的資金に依存していること

・公的支出の抑制傾向にあること

改めて、地域の経済の状況が浮き彫りになりましたが、ここで経済グループの出したPositive Change=所得拡大の提案としては、、

・域外からお金を稼ぐ

・域内の物を使う(83%が外から買っている!?)

・域内を支える公的資金を活用する。(公共事業)

・自己財源を増やす事(=自立)

個人でやっても、なかなか地域の変化にはつながらないかもしれませんが、地域全体で取り組んでこそPositive Change=前向きな変革が成し遂げられると結論付けられました。

域内生産消費活性化委員会 近江委員の発表。

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住職という職業の近江委員から域内循環について発表して頂きました。

自身も∪ターンしてこられた者として域外に就職、上京した人達のデータを元に自身の体験や感じたことを交えて発表して頂きました。

 

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難波委員の発表からは、域内の生産消費を活性化するには?ということで、現在建設中の山陰高速道路がいかにこの地域に影響をおよぼすかという事をストロー効果をはじめ説明して頂き、今ある地域のいいものを一点に集中しそこで地域の資源(文化、観光)を活かした発信をすることでヒトを引きつけ、地域活性化につなげる事ができるのではないかという提案を説明頂きました。

 

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最後に担当副理事長の砂田副理事長から、今例会で得た気づきを持ち帰り、今後の地域の未来について考えるていただければとメンバー全員にお願いし総評とされました。

 

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そして、本例会では公益社団法人益田青年会議所の皆様が、創立50周年を迎えるにあたり記念事業のPRに遠方より来場して頂きました。

 

一人ひとりの経済に対する取り組み、地域を想う心が地域全体の経済に影響することが今例会を通じてメンバーに伝わったのではないかと思います。

本年度最初の経済グループの発表でしたが、今後益々活動を活発化していきます。今後の活動に注目です!