平成28年6月22日に江津東小学校にて、郷土愛醸成委員会の事業として神楽出前授業が実施されました。
講師は都治神楽社中の小川喜明先生。
「神楽をするために江津に残ってくれる若者を1人でも育てたい。」
冒頭、小川先生が一番伝えたいこととして話された言葉です。
神楽との出会い
小川先生は、神楽は小さい頃から大好きだったそうです。
おじいちゃんに買ってもらった神楽のビデオを繰り返し繰り返し見たり、それに合わせて舞ったり。
神楽好きの叔父さんの自転車に乗せてもらって、グリーンモールやモアの神楽を観に行ったり。
しかし、小学生になってからの一時期、友達と他の遊びに忙しくなり、神楽から距離を置いた時期もあったそうです。
神楽との再会は、小学5年生の時に人手不足で1回だけ頼まれた「大蛇」。
そこで「神楽ってすごいなー」と感じて神楽熱が再燃します。
友達と一緒に嘉久志神楽子ども会に入会し、中学1年の時には都治神楽社中に入団。
今は都治神楽社中の副団長です。
小川先生にとっての神楽の魅力
・目立てる。
・人に喜んでもらえる。
・達成感。
・知り合いが増える。
神楽をやっていて嬉しかったこと
・お客様に拍手をいただいた時、ええ舞いだったとほめられた時。
・上手になったと師匠にほめられた時。
・復興支援神楽で多くの人に来て頂いた時。
・教えてる子供達が上手になった時。
ちなみに復興支援神楽で集まった募金の金額は、子供達の予想を大きく超えていて、「えー!」という大きな驚きの声が聞こえました。
職業の選択
小川先生は、本当は自衛隊に入るか、警察官になりたかった。
しかし、それでは神楽を続けられないかもしれない。
江津で神楽を続けられるように、夜勤の無い職業から就職先を選んだそうです。
「江津に残る選択をしたら、叶えられない夢もあるだろうと思います。
都会に出ても良いと思う。
自分の夢を叶えるために江津を出る必要があるなら、むしろ出て欲しい。
都会で江津の魅力を伝えるセールスマンになって欲しい。
もちろん、江津に残ってくれるのも嬉しい。 」
神楽をやってみよう
授業の後半、実際に身体を動かして神楽を体験してみました。
立った格好、腰を落とした格好の他に、お姫様の歩き方、お爺さんの歩き方も教えてもらいました。
小川先生のお手本を見ながら、ワイワイ賑やかな神楽体験になりました。
子供達からの感想
「楽しいから、私も神楽に入りたいなと思いました。」
「先生に上手って言われたから、やりたいと思いました」
お話をしてくれた小川先生にとっても、江津青年会議所メンバーにとっても、大変嬉しい感想でした!
神楽をやってみようかな、と思ったら
都治神楽社中(子供)
毎週土曜日19:00~
都治コミュニティセンターにて
嘉久志神楽子ども会
毎週金曜日19:30~
嘉久志コミュニティセンターにて
【写真】坂根昌幸
【記事】坂根昌幸