江津の祭創造委員会 事業方針

2013年度社団法人江津青年会議所
江津の祭創造委員会
委員長 平下 智隆

萬の神を祀る祭りにおいて、異なるそれぞれの世代の人々は一所に集まり、交流し、絆を深め、地域に結束力を与え、共同体を活性化する役割を持っています。また、祭りの思い出は、地域外に出ていった人々の記憶の中にふるさとへの想いとして強く記憶され、帰巣本能に訴えかけるものがあります。地域共同体の維持と発展には祭りは欠かせない重要なものです。江津市政30周年を記念して出発した江の川祭は本年第30回の節目を迎えます。江津青年会議所が含めた数々の諸団体が運営に加わって開催され、毎年約6万人が一堂に会す正に江津最大の祭りであります。毎年恒例の開催でややもすればマンネリ化する危険性のある継続事業に、節目にふさわしい本来の意義と関わる諸団体を一つにするリーダーシップが求められます。さらに、多くの人が集まるこの日は、江津青年会議所にとって一般の方々にJC運動を発信するまたとない機会でもあります。また、江津地域には通年を通してたくさんの祭りやイベントが行われていますが、それらが持つ歴史や意義等が意識されることはあまりありませんし、ひとつひとつの祭りやイベントの裏側にある地域への熱い想いを持った主催する人々の存在の多くは一般の人々の目に触れることはないのが現状です。

江津の祭創造委員会は、第30回江の川祭において、江津青年会議所各委員会の事業方針を一般市民に伝播する場をつくりあげ、メンバー全員の江の川祭への主体的参画を実現し、次の30年に向けた祭りの出発点となる「ふるさとへの想い」という確固とした強いベクトルを、参画する諸団体に与え、一丸となった江の川祭の企画運営を実現させます。さらに、江津地域内外の住民が、江津地域の祭りやイベントを運営する人々の熱い想い、歴史や意義に触れ、ふるさとへの想いを中心とした共同体意識を醸成します。

そのためにまず、江津地域の祭りやイベントの現状を取りまとめる調査研究を行い、一元化された情報を一般市民に提供するとともに、それぞれの祭り・イベントの歴史や担い手の想いを文章・写真・VTRで構成されるレポートとしてまとめ、WEB等を活用して広く地域内外に発信します。さらに7月例会において、江の川祭に参画する諸団体と共に、レポートの成果と祭りが本来持つ役割を確認し、江津青年会議所各委員会が行う事業や諸団体の事業を共有し、ふるさとへの想いを一つにする江の川祭決起大会を行います。また、江の川祭当日においては、うちわデザインコンテストと江津市音頭パレードを継続実施するとともに、各委員会の事業が一体化された運動になるように調整、統合、支援をします。

以上のことにより、メンバー及び江津地域住民の持つ、ふるさとへの想いがより確かなものとなり、祭りを通して地域共同体の絆が深まり、住民がふるさと江津へ一体化した喜びの笑顔の花が咲き乱れる江津をつくりあげます。

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